シェフ紹介

シェフ大野憲治

シェフ大野憲治のルーツ
北九州市門司生まれの門司育ちです。料理好きな母が仕出し屋を始めたため、忙しいときなど幼いころからよく手伝っていました。東京で料理の修業をすることにしたのも母の影響があったのだろうと思います。
イタリア料理の道に進んだのは
最初はフランス料理の勉強をしていたんです。その頃はまだ東京でもイタリア料理は普及していない時代でした。そしてイタリア料理店を出店するのにイタリア料理の出来る人は少ない状況で、上司の「お前が行け」という命令で手伝いに行ったのがきっかけです。
イタリア留学
イタリアには3回勉強に行きました。メストレ(ヴェネツィア)、ミラノ、ローマ、オリンピック開催地のトリノなどのレストランで働きました。トリノは5月 でも遠くに雪のアルプス連山が見えてきれいでしたよ。 休日にはイタリア中のいろんなレストランを食べ歩きました。そして、ずっとイタリアの伝統料理を作ってきましたが、イタリアのお客様にも「お前の料理はうまい」と言っていただいたのはうれしかったですね。
小倉に開業して48年
東京での修行を経て20代で船場町近藤会館に3.5坪の店を開業、6年後には18坪に広げ、12年たって魚町で75坪のレストラン(125席)に、そして 27年やってきました。 その間多くのお客様に「ラ・パペリーナ」を愛していただきました。魚町の店を閉めてからも、訪ねてきて頂くのは大変ありがたいことです。
これからやっていきたいことは
60代も後半になり、これからは今までの経験を生かして、若い人たちや子どもたちに食の文化を伝えていく食育の仕事や、熟年世代の人たち、できれば夫婦で料理を学んでいただき、より豊かな暮らし、ライフスタイルを作っていただくお手伝いが出来ればいいなと思います。